耐熱性や強度などの特性が良く、産業用途での使用を想定された材料です。
略称として「エンプラ」と呼ばれることもあります。
ポリカーボネートはエンジニアリングプラスチックとして代表的な材料です。
100℃以上の耐熱温度と優れた耐衝撃性を有し、幅広い用途で使用されます。
推奨
材料の乾燥、除湿環境での保管
注意点
造形物の反り、ビルドプレートとの癒着
複合材料(コンポジット)とも呼ばれ、カーボンファイバーやグラスファイバー等の短繊維を母材のプラスチックに混ぜ込んだものです。
強度や剛性などの機械的性質を向上させるほか、寸法安定性が向上することで造形も容易になる傾向にあります。
PA-CFは、ポリアミドをベースとし、カーボンファイバー の短繊維を充填することで物性を向上させた材料です。
注意点として、カーボンファイバーやグラスファイバーは硬度が高く、ノズルの消耗を著しく早めます。
ノズルをデフォルトからタングステンに交換することで消耗を最小限に抑えることが可能です。
推奨
材料の乾燥、ドライボックスの使用、定着補助剤の使用、造形後のアニール
注意点
材料の吸湿、ノズルの摩耗・詰まり
大塚化学が開発したPOTICONフィラメントは、チタン酸カリウム繊維を充填した国産のハイエンド材料です。
高強度な繊維強化プラスチックでありながら、摺動性やミクロ補強性、優れた積層強度を有します。
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