タッチセンサーの破損やZオフセットの調整ミスでノズルをベッドにぶつけてしまった際の対処方法を解説します。
ノズルがベッドや造形物に衝突するということは、機器や設定、操作になんらかの問題があるということです。
プリンターをむやみに動かさず、慎重に操作するようにしてください。
原因 | 説明 | 対処 |
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誤操作をした | 造形物がプレート上に残ったままホーミングやヘッド/ベッドの移動をすると、造形物とノズルが衝突する場合があります | むやみに操作せず、サポートまでご連絡ください |
Zオフセットが適切でない | リモートコンソールやタッチパネル上でZオフセットを間違えて設定すると衝突が発生する場合があります | Zオフセットを+方向に1mm以上増やして、再度キャリブレーションを実施してください |
タッチセンサのプローブピンが折れている | プローブピンが折れることでセンサーが反応できず、衝突が発生する場合があります | タッチセンサのプローブピンを交換してください |
スライサー内の設定を間違って変更している | スライサー内でオフセットや動作に関する設定を間違った内容に変更している場合、衝突が発生する場合があります | 最新の設定ファイルをダウンロードし、インポートしなおしてください |
ツールヘッドを退避させる際、ベッドを下げなくてはならない状況であれば、XまたはYのみのホーミング動作を行なうことでベッドが一定量退避するためそれらを使用するほか、プリンターをシャットダウンし、手動でベッドを駆動するおくりねじを回してベッドを下げるなどの対処が考えられます。
この際、Zホーミングなどの操作で意図しない挙動をすると、機器の故障に繋がる場合があります。